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2012年2月

三菱電機不正請求事件と鎌倉市小町通工事問題

                                          平成24年2月28日

新聞報道によれば三菱電機グループの不正が次々と明らかになっている。

 情報通信研究機構は2月3日、三菱電機が同機構に対し不適切な費用請求をしていた、と発表した。機構は同日、三菱電機を指名停止処分にした。不適切な請求の額などは不明としている。 同機構は三菱電機に、衛星や通信機器関連の製造や設計などを依頼しているという。(2月3日産経新聞)

航空宇宙・防衛事業をめぐる三菱電機の過大請求問題で、防衛省は2月24日、子会社3社と関連会社1社も請求額の水増しを行っていたと発表した。同省は4社を同日付で指名停止とし、立ち入り調査する方針を決めた。
 同省によると、4社は子会社の三菱プレシジョン、三菱スペース・ソフトウエア、三菱電機特機システムと関連会社の太洋無線。三菱電機による内部調査で不正が判明、各社が同省に報告した。(2月24日時事通信)

                                             以上マスコミ報道

防衛庁と三菱電機が交わした契約方法は、『準確定契約』というやり方。この方法が性善説に立った契約方法なのが問題だと指摘されている。
準確定契約とは、支払額の上限を設けた上、三菱電機が申請した実際の作業量に応じ、納期の一カ月前に価格を確定させるというもの。

片や、鎌倉市が小町通工事でNTTインフラネットと交わした随意契約方法も、工事の調査・設計・施工・工事監理までの全てを委託する『協定書方式』を執っており、工事に関わる上限総額を決めた上、実際の工事内容に基づき支払っている。

協定書方式は、一般請負工事では契約検査課が工事完成検査を行い、支払うのが普通ですが、協定書方式ではそれを行っていない。担当課(道路整備課)がズルしたり見落とせば、チェック機能が無い方式。

小町通工事では、当初工事範囲に入っていなかった不明埋設物撤去費が3千万円以上掛かったことにより上限総額を超えることから、増額補正予算が2月議会に提案された。更に、当初議会に対する事前議案説明では、施工済撤去費をこれから施工するという説明を行っていたという「オマケ」まで付いていた。

すなわち、予算の流用がされてもわからない方式です。

鎌倉市の『協定書方式』と防衛庁の『準確定契約』も、どちらにも契約方式そのものに問題があり、契約方法を検討すべきだといえます。

鎌倉市の文書管理について

                                          平成24年2月23日

国が、菅内閣時における東日本大震災対策会議の議事録を作成していなかった。
原発事故対策などの対応をどのようにして決定したのか。何を議題としたのか、会議の概要も作っていなかったとマスコミが報道している。

片や、福島原発事故に関するアメリカ原子力規制委員会の議事録が公開され、新聞報道されている。
平成24年2月23日朝日新聞夕刊 素粒子では
「最悪を想定し3千ページの記録を作った米国。危機を小さく見せ何も残さなかった日本。第二の敗戦とはこのこと。」と掲載している。

「小町通の工事」の事を書きましたが、鎌倉市も、施工者が求めてきた協議内容の文書やそれに伴う課長決裁書が不存在だと言い、契約外工事施工について施工者が協議を求めてきた文書を契約外施工を許可した課長決裁文書だと言い張る始末です。

この工事に関する議事録全ての閲覧を求めましたが、出てきたのは、施工者との工程会議の一部しか無く、今回問題となった所有者不明の地下埋設物撤去に関する打合せが行われた日の議事録がありません。そして、市内部のこの工事に関わる議事録はほとんどありませんでした。

大船観音前マンション問題では、100条委員会が議会で設置され、調査のキーポイントとなった職員の出張報告書が不存在と報告され、問題解決の糸口さえも掴めずに終わってしまいました。

鎌倉市では、部内会議や課内会議の議事録は作らないのがルールのようです。
有るとしたら、それは特例で作られたのでしょう。

鎌倉小町通電線地中化工事の不適切な処理

 朝日新聞朝刊29面 2011年9月23日 鎌倉・電線地中化問題   「不適切」市が陳謝
 の記事によれば、平成23年9月鎌倉市議会において小町通電線地中化工事についての
 不適切な処理が判明した。

鎌倉市議会決算審査特別委員会は22日、小町通り電線類地中化工事について審査
 した。市はコンクリート管撤去の費用について2009年に業者から相談があ ったことを認
 め、「見積もりも出させず不適切な事 務処理だった」と陳謝した。
 市によると、09年6月、地中化工事を受注した業者  から文書で、地中で見つかった管
 の撤去を本体工事費に含めていいかの相談があった。当時の担当課長の決 裁で、了
 解したという。 結果として約3800万円の追加費用がかかった が、委員は「見積もりもと
 らずに、何にいくらかかっ たのか分からない」「事業費6億4千万円に収まらな くなるの
 は、この時点で予想できたはず」などと批判。補正予算の計上など市長に判断を委ねる
 べき問題 だったと指摘した。

 小町通電線共同溝等業務委託(協定書方式)の概要

 業務委託先:NTTインフラネット㈱
 業務委託期間:平成23年度末まで
 業務委託金額:64千万円
 業務委託内容:工事の調査・設計・発注・監理までの全てを委託している。

 JR鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮前までの小町通にある電柱類を失くすために道路地下に
 電線共同溝を作るものです。

 市に対する情報公開請求により、「担当課長決裁書類」」と「9月議会議事録」及び「小町
 通り電線共同溝等業務委託報告書 平成23年度12月
」を入手した。

 担当課長決裁書類と平成23年12月報告書には、違いがあり、担当課(道路整備課)に問
 合せましたが、明快な回答がありませんでした。

  決裁書類と報告書の問題点

 1.決裁書類関係は2枚しかない。平成21年6月17日付「工事打合せ簿」では、
 ①工事施工に支障を来たす埋設物を撤去してよろしいかの協議
 ②撤去費は本体工事費に含めて実施してよろしいかの協議
  以上2点の協議を求めているが、協議を記録した書類と課長決裁の書類が無い。
  担当課の説明では、NTTから提出された工事打合せ簿に添付された付表(都市整備部
  道路整備課の課長以下担当者まで捺印)が課長決裁書であり、それ以外は存在しな
  い。
  ところが、付表の文言には、「NTTインフラネットから工事打合せ簿が提出されましたの
  で回報します。(支障カルバート撤去に関する協議)」と書かれているだけで、決裁を求
  めた文言は一切記載されていない。

 2.平成23年12月報告書

 ①報告書3ページ中段に、協議を受けた「その内容は、当該年度の電線共同溝築造に際
  し、支障となる存置支障物が埋設されていることから本体設備が設置できないため、支
  障物は本体工事に先行して撤去してよろしいか。なお、撤去費については電線共同溝
  工事費に含めてよろしいか」という内容で、市は、そのことについて、同年6月25日に、
  当時の課長決裁にて承諾しています。」と記載されている。
  ※NTTが、協議を求めていることが書かれていなく、あたかも承諾を求めているかのごと
   く書かれている。
 ②報告書作成の問題点その壱
  作成する上での調査先としてNTTインフラネット㈱と当時の市の課長と折衝していない。
 ③報告書作成の問題点その弐
  松尾市長は、第三者の意見を求めて報告したいと議会にて発言しているが、報告書に
  顧問弁護士の見解を記載している。顧問弁護士は第三者ではなく、市の利害関係人で
  ある。
 ④報告書作成の問題点その参
  今後の対応として「管理職も極力現場を確認するように務める」と書かざるを得ない状
  態を危惧する。

 3.業務委託の支払
   通常の工事では、担当課が請求どおりに工事が出来ているか検査し、契約検査課が
   第三者として検査し了解した上で業者に支払いが行われるが、業務委託のケース
   は、契約検査課が検査していない。すなわち、契約検査課の業務に入っていないとの
   ことです。業務区分に不備がある、至急訂正するべきです。

 4.地方自治法等法律の問題点
 ①補正予算を組まないと出来ない予算外工事を議会の承認を得ずに行っている。議会
  も舐められたものだ。更に、議会に対する補正予算説明で、当初施工済み工事(支障
  物)を理由に上げていた。
 ②見積書も取得せずに施工しており、未だに支障物撤去にいくら掛かったかを調査して
  いない。担当課長は今後も調査しないと明言した。
 ③協定書の変更を未だに行っていない。NTTインフラネット㈱にも当事者として責任があ
  る。

  今回の事案は、市道の管理が出来ていなかった市の管理不十分が発端です。
  市道の掘削は市の許可が無いと出来ないのに不明な支障物があることさえ判らなかっ
  た。その他の市道ではそのようなことがないのか調査する必要がある。

  鎌倉市の不適切な事案において「錯誤」「勘違い」とほとんどのケースで説明し、関係者
  が処罰されたということを聞いたことが無い。
  鎌倉市職員給与は、東京都を含めた公務員のなかでで全国一位の給与を何年も取
  り、現在全国3位です。
  鎌倉市と同規模の市と比べても市域が狭いにもかかわらず職員数が多いのに相変わ
  らず不祥事が多発している。

 
   
   

 

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