ベネッセ情報漏洩事件から見える鎌倉市の教育
ベネッセの情報漏えいは、企業の情報管理の甘さと学童教育が、学校や学習塾での先生と生徒の人のコミュニケーションによる学習から、ITによる学習への競争になってきた一つの表れでないでしょうか。
松尾市長が、東京都世田谷区立中学校の民間校長だった代田氏(リクルート出身)を教育長にとした提案を議会に出したが、反対に会い、取り下げました。
その後、代田氏は、佐賀県武雄市の教育委員会・教育監から武雄市立学校の民間校長となりました。
樋渡武雄市長は、文科省の全国学習テストの結果の公表を全国に先駆け行った市長です。
地元産品の通販サイト事業を立ち上げ、鎌倉市も参加し事業を立ち上げたが、反対に会い断念しました。
その時、樋渡市長のブログが、当鎌倉おやじブログにリンクしたので、あることないことを書かれブログが炎上しました。
樋渡市長の影響力と行動力には、驚くばかりです。
代田氏は、経歴から見ると起業家です。公教育に入り込み、事業化しようとしている人と考えています。
彼は、世田谷時代「夜ゼミ」といい、学習塾へ通えない学童に対して学習塾の先生による授業を立ち上げた。
武雄市では、全国に先駆けITC教育と言う、学童がタブレットを操作することによる教育を導入しました。
代田氏が、教師免許を持っていないのは、教育が目的でないと言うことを表していると思いませんか。
鎌倉おやじは、日本の教育のレベルを低下させたのは、日教組と自民党政治における「馴れ合い」が大きく影響していると危惧しています。
教師は、一般行政職より高給をとり、夏休みなど休暇も多い。なのに、忙しくて大変だという記事が多くマスコミで喧伝されています。
ある時は聖職者だといい、ある時は、労働者といい、権利を主張しているが、民間労働者と比べて労働環境は良いと思う。
しかし、事務作業が多く、教育に掛ける時間が捻出できないと言っています。この主張を続ける限り、ますます公教育に学習塾や、通信教育や、IT産業界が、入り込む事態となります。それが結果的に、教師の指導力低下を招くことになる。
教育は、教師が学童と対面してフェイス・ツウ・フェイスで教えるものと考えますが、そのうち、個人が、街を歩きながらスマホの画面を見て、どこに誰がいるかお構いなしで、歩いている人にぶつかる事態と一緒になる。
学校で教師と学童の会話が、少なくなって、教育が果たしてできるのでしょうか。
教育は、知識を画一的に習得するだけではありません。
教師は単なる事務屋ではない。家庭と共に、人を育てるのが仕事です。
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鎌倉おやじ様
いつも市政報告ありがとうございます。
まさにご指摘通りだと感じます。代田氏は改革という目新しさで、行政という手堅い得意先から仕事を受注するための手段としてしか教育について考えていないように思われます。
教師との対話をおろそかにして語る教育に、どんな未来があるのでしょうか。
投稿: 北鎌倉住民 | 2014年7月12日 (土) 14時32分