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北鎌倉「緑の洞門」の考察

20160528
北鎌倉「緑の洞門」は、古都保存法制定に繫がった『御谷騒動』と同じ展開です

が、御谷は、
開発事業者と市民との争いであったが、「緑の洞門」は、市役所と市

民の争いです。「緑の洞
門」問題は、現在、工事予算が議会で承認され、松尾市

長の判断に任されています。

 

 

鎌倉市は、「緑の洞門」のトンネルを開削し4メートル道路を約50メートル伸ばそうとしている。

その理由は、トンネルが危険であること。消火・救急作業に問題がある。この2点です。

ブログ「鎌倉の世界遺産登録を考える」が、トンネルの第一人者・早稲田大学理工学術院

小泉淳教授に3回にわたり聞いていますが、開削せずに保存できるといわれています。

消火・救急については、「北鎌倉緑の洞門を守る会」が、市の消防本部に問い合わせ、問題

なく行われているエリアだと聞いています。消火・救急を言い出したら、鎌倉の場合、ここだけ

でなく旧鎌倉地区には、無数にあるといえ、ここだけの問題ではない。これらに対処するた

め、救急患者を運ぶキャリアーや路地に消火栓を設けているのが現状です。


疑問点

1.トンネルが危険だとの大義名分のもと開削し道路を広げようとしている。

  トンネルの安全対策だけを考えればよいのに、道路拡幅し車の通行をさせようとして

  いる。その為に消火・救急を言い出している? なぜ、車が通れなければならないのか。


2.鎌倉市の世界遺産登録や文化財を守る立場の文化財部長が「(尾根は横須賀線の)

  線路部分で削られ(略)宅地化によって削られた」「(尾根の)先端が大きく破壊され

   (略)旧状をとどめていない」と「緑の洞門」を壊してよいと言っている。

 ①『緑の洞門』は、円覚寺の結界(寺の境)である尾根に存在しますが、部長は当初「尾

   根が壊されているから尾根に価値がない」と発言したが、5月20日、松尾市長と保存

   運動5市民団体との会合において「尾根に価値があるが、保存状態は悪い」と修正。

   保存状態が悪いのは、誰の責任か?

 ②尾根が壊されているについて、伊藤正義・鶴見大文学部文化財学科教授は「旧陸軍

   陸地測量部や国土地理院などが作成した年代別の地形図7枚を比べ、同線の開通

  や複線化、宅地化などを経ても尾根の形状に大きな変化が見られないと結論づけて

  いる。「緑の洞門を守る会」も測量図などから断面図を作図し、壊されていないと主張

  している。



 ③ブログ「北鎌倉湧水ネットワーク」の記事「訂正:「やぐら」ではなく砂礫が洗い流されて

   生じた凹み」に、

C0014967_16515220s

S42
   昭和42年の北鎌倉駅の写真を見つけ出した。伊藤正義・鶴見大学文化財学科教授

   が「外灯ポールの後ろに見える横に連結した小穴群は、三浦層群の堆積物の中で砂

   と砂礫が集中した箇所で、風雨によって砂礫が洗い流されたために生じた凹みです。

   100年程度の風雨ではこのような小穴群は出来ないと思いますので、尾根先端部

   が削り取られていないことの証拠の一つとなるでしょう。」とコメントしています。

 

  ④「緑の洞門」のトンネルは、急傾斜地崩落危険地区にあり、トンネルを開削し4メート

    ル道路を通すには、急傾斜地規制法による許可を受けなくてはならない。規制法所

   管の神奈川県藤沢土木事務所は、トンネル開削後の擁壁を後退させ、尾根上部も

   削るようにする工事を求める意向だと聞いています。

  ⑤報知新聞「次の世界遺産はどこ?…国立西洋美術館に続く候補に強い思い抱く「古

   都
・鎌倉」では「現時点では、例えば禅宗など武家以外のことをアピールすることが

   考えられています」と、海外でも通りがよい「ゼン」を打ち出すことも検討している。ま

   た、構成資産の多さを反省点とし、建長寺などの禅宗寺院や、国宝・高徳院の大仏、

   中世の横穴式葬送施設「やぐら」など少数に絞ることも検討」と報じています。

   これら方針からすると、「緑の洞門」は、ますますその重要性が高まり、トンネル開削

   とのかい離が大きくなります。




    ※文化財部長の主張は、ほとんど論破されているが、どうするか。部長は、 鎌倉市

   の方針に逆行していないか。部長は県からの出向職員です。県に戻ってほしい。

   参考

   竹田市議「竹田ゆかりのブログ」の「緑の洞門を壊して、市民は何を得るのか

   にも素朴な疑問が書かれています。

 

 

 

 

 

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コメント

江戸時代から代々鎌倉に住んでいる者です。開発に関わるいざこざは飽きる程みてきました。私自身は緑を壊し、移り住んで来た市民に手を焼いています。

その通りですね。
昭和36年の明細地図には北鎌倉は緑の山です。
北鎌倉に移り住んだ方が、緑を守れはないんじゃないですか。

同感。

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