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上場企業  非上場企業   創業者の反乱

2016年7月21日朝日新聞・経済気象台

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今から10年以上前には、出光興産もサントリーも非上場企業でした。今でも非上場を貫いて

いる大企業は、竹中工務店ぐらいではないか。

筆者が社会人になったころは、大阪万博前で、大阪は活気にあふれていました。社会人の

最初は、建設業界におり、取引先に3社が含まれていました。


そう、帝人も大阪駅前にあった。帝人に訪問するには、カラーシャツ着用が必要でした。大屋

社長が君臨していたころで、大屋政子夫人が、経営に口を挟む会社でした。新本社ビルを建

てるときに、大屋夫人がヨーロッパに調度品やシャンデリアを買い付けに行かれたことを思い

出します。後年、ヨーロッパの古城を購入したり、奈良でゴルフ場を経営した。テレビの番組

に奇抜な服装で出演したりした典型的なバブリーな大阪のおばちゃんでした。会社役員が、

避暑先の軽井沢で大屋社長夫妻とゴルフをしたとき、大屋夫人が、熱いと言い上着を脱いで

プレーしたので、目のやり場に困ったと言っていた豪快な人です。



竹中工務店

竹中工務店の社長宅は、新幹線新神戸駅近くにあったが、いまは、竹中大工道具館になっ

ている。以前は、竹中工務店の創業地である中山手のNHK神戸放送局の近くにあった。

昔は、社員に自社株を持たせ、退職時に資産価値相当額で買い戻していた。

2015年度業績(連結ベース)

①売上高:1兆2千億円 ②経常利益:686億円 ③当期利益:441億円

④総資産額:1兆3400億円 ⑤純資産率:39%

竹中のすごい点

1.建設現場にごみがない。工事管理が徹底している。

  トヨタが、生産管理で世界のトップ企業になったのと一緒です。

2.下請け協力業者が、竹中の下請けだと誇りをもっている。

3.民間大手企業を顧客に持ち、仕事のほとんどが、特命受注です。

  まるで、百貨店で商品を購入するように建築を竹中に頼んでいる。すごいブランド力

  です。昔は、官公庁の仕事をしていなかった。官の工事は眼中になかった。

※ 関西のお金持ちは、木造であっても自宅を竹中に頼むのが、贅沢の一つ。

  甲陽園の松下幸之助自宅も竹中が建てていた。

 

サントリー

NHKの朝ドラで一躍有名になったウイスキーの会社。若い時のバーには、ウイスキーと

言えば、サントリーが一番。二番手にニッカでした。現在は、サントリーの食品部門(食品・飲

料)は上場企業になっていますが、アルコール飲料は、非上場の企業本体がやっています。

食品部門を上場したのは、アメリカのウイスキー会社の買収資金獲得のためでしょう。

今でも鳥井一族の会社イメージです。

2015年度業績(連結ベース)

①売上高:2兆6800億円 ②経常利益:1500億円 ③当期利益:452億円

④総資産額:4兆6000億円 ⑤純資産率:18.6%

 

出光興産

出光佐三氏は、神戸高商出身(現・神戸大学)です。創業は北九州。関西の資産家の支援を

受けて創業している民族系元売り会社。

出光の特徴は、大家族主義と言い、タイムカードがない会社でした。石油会社の多くは、オイ

ルメジャーの出資を得た会社が、ほとんどです。出光は、メジャーから原油を購入できず、イ

ランから直接購入をして話題になりました。日本の民族系石油会社の雄として位置づけられ

た会社です。上場するまでの出光は、小資本の会社で、全国の銀行・信用金庫・信用組合・

農協など金融機関のほとんどから借り入れをしていた。当時は、日本企業で一番の借金をし

ていた会社です。出光以外の石油会社は支払いサイトが45日でしたが、出光は30日でした

ことからも理解できます。

ついに、業務拡大のため上場して市場から資本を入手したが、オイルの需要減少に伴い、

昭和シエルとの合併を経営陣が判断したが、創業家から反発を受けている。

2015年度業績(連結ベース)

①売上高:3兆5700億円 ②経常利益:△220億円 ③当期利益:△359億円

④総資産額:2兆4000億円 ⑤純資産率:20.8%

出光もエネルギー価格低下で、同業他社と同様に苦しんでいます。

 

出光は、反メジャー・反国家指導で成長した会社だけに、頑張ってほしい。

 

私が、エネルギ業界転職後には、丸善石油・出光興産・三菱石油と付き合いました。大阪に

は、民族系の丸善石油がありました。いまは、大協石油と丸善石油が合併しコスモ石油

なっています。

丸善石油のハイオクガソリンCMで「丸善ガソリンダッシュ100」のレースクイーンに扮した小川

ローザが発した「オー・モーレツ」のセリフは、昭和40年代を象徴するキャッチフレーズとなっ

たころで、丸善が元気なころです。大阪南に本社があり、人間味のある愉快な社員が多く、

南でよく飲んだことを思い出します。出光は真面目で仕事熱心な人が多い。三菱は、硬い

会社で、ギブ・アンド・テイクにも硬い。これが私の感想です。


長々と脱線したが、

資金を市場から導入するか、金融機関から導入するかは、経営者の判断。

上場企業になった以上は、経営スタンスに制約を受けます。

会社株式の過半数を持っていない以上、コントロールできません。



創業者が言うように「浪花節だよ人生は」の体質の会社と「力ずくで奪い取る

メジャーの会社」では、融合することが、大変です。

 

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コメント

おやじさんの若かりしころは、今みたいな漠とした不安なかったんですかね、巨大地震、温暖化、テロ、感染症、、、。虚構の世界で済んでいたんじゃない?企業も優れた創業者が陣頭指揮、社員のレベルもモラルも高い、終身雇用で世の中右肩上がり、そんな中だと政治がダメでも国は元気あったんじゃ?もっとも今よりましだったが。世の中非上場でしか守れない物があるのだな、上場すればもの言う株主が いるからな。

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