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鎌倉ガーディアンズ大津代表   熊本出張報告    避難所運営

鎌倉ガーディアンズ大津代表より熊本地震以来、この2年10ヶ月間で7回目の訪問となった
熊本出張の報告がありました。熊本は、熊本地震・九州北部豪雨・熊本和水町地震など度々災害に見舞われている。それだけに災害に対する対策を施している。
大津代表は、鎌倉でも導入したいと言われています。


防災は喫緊の課題です。地域住民の防災は地域自治体と住民の連携が大切だが、鎌倉市が、国・県・他自治体の事例・知見を基に住民をリードすべきですが、、、、。

  

ところが、

  

鎌倉市には避難所運営マニュアルがないとのこと。

 

鎌倉市の場合は、マニュアルは住民で作ってとのスタンスだということ?
神奈川県下で避難所運営マニュアルを作成していないのは、南足柄市と座間市と綾瀬市と鎌倉市だけだということだった。


地域力があれば、防災力になりうる。

行政として地域を引っ張る力があれば、地域力・防災力に繋がる。

松尾市長のリーダーシップと市職員の努力が、市民の命を守る。


  熊本市災害対策指揮室Img_2209

  熊本市避難所マニュアルImg_2347


熊本出張報告

熊本の災害復興の目印はやはり熊本城が一番判りやすいと思う。
天守閣の外観はほぼ完成しているようで、二の丸を急ピッチを行っている。
お城の瓦が白い。姫路城の瓦に似た感じだ。
その白さが輝いて見えた。わが国の建築技術の速さに驚くばかりである。

さて、今回の訪問は、この復興作業中の熊本城の様子を見学することと、
熊本地震後に、1年半前に起こり、熊本も被害に遭った九州北豪雨被害
その後今年1月3日に熊本市のすぐ近くの和水町で起こった震度6弱の地震
それらの防災対策などを総括的にお聞きするのが目的である。

そして、鎌倉ガーディアンズの義捐金もお持ちした。
2月7日木曜日、熊本市役所
熊本市政策局 危機管理防災総室 村上孝之室長にお話をお伺いした。
熊本市の防災の全てを取り仕切る責任者である。

①熊本市災害対策指揮室

室長は、わざわざ、新設された熊本市災害対策指揮室に案内して頂いた。
これは熊本市長室の隣に新設されている自慢の施設だ。
自然災害やテロの発生に対して、重要意思決定を行う為に作られたという。
通常の災害対策室とは別に、冷静に分析をして意思決定ができる環境を確保する為に作ったという。
室長は、様々な機器を説明してくれて、最新の遠隔会議システムなどや市内のジオラマなどを見せてくれた。
様々な機関とのホットラインも開設しているという。
丁寧な説明を聞きながら、大きな災害を経験してここまで到ったご苦労を察した。

熊本地震の対応にご苦労されたことや、その後の九州北部豪雨での熊本での避難指示が遅れたことなど、
多くの反省と教訓から、この設備を市長室の隣に作る事になったという。
私はこの部屋を見たときに大きな感動が起こった。
本当に素晴らしいと思う。人の命を預かるということは、やはりこのような事だと言えた。
災害に対峙するとは、相当な決意が必要だと感じた。
鎌倉でも、一日も早くこの設備が有れば良いと思う。

②熊本地震の教訓・避難所運用マニュアルについて

熊本地震を語るときに、忘れてはいけないのは避難所の問題である。
熊本地震は陸地内断層地震で、世界で始めて、震度7が二回も街を襲った。
多くの家が倒壊して、特に非耐震建物の木造家屋は屋根瓦の重さで押しつぶされた。
この熊本地震は、直接死が50名に対して、関連死が150名以上といわれ、
地震で生き残っても、その後の劣悪な環境で体調を壊して亡くなるケースが多かった。



連続して大きな地震が起こり、余震が10日も続き、車中泊を余儀なくされるなど、
市民生活には相当に負担が掛かった。
行政機能は麻痺して、なかなか食事も届かなかった。
私がボランティアをした熊本城の直ぐ横の城東小学校では、
統制をする指揮官が居ない。食事が届かない。等々で状況は悲惨であった。

その熊本地震の反省から、避難所の運営や設置などは、
行政ではなく、地域が主体となって行う方式に転換されたのだ。

例えば、避難所は、通常、小学校校区の単位で行われるのだが、
行政と学校と地域がうまく連携して運営するようにめざしている。
行政だけのお任せは、もう無理だと市民も気が付いているのだ。

私は室長から熊本市の避難所運営マニュアルを三冊頂戴した。
各地域の96の小学校校区は、この熊本市の避難所マニュアルをたたき台にして、
地域に合ったマニュアルを改良して作っているという。
これこそが、熊本地震で最も大きな成果であったと言える。
全国で避難所運営が注目を集めたのは、やはり熊本地震からだ。
併せて、各家庭での備蓄は少なくとも一週間分を、とお願いしている。
防災先駆都市である熊本市は、自らが苦労して作成をしただけあって、
本当に細かく素晴らしいマニュアルが熊本市主導で完成しておりました。
詳しい内容はここでは言いませんが、将にご立派の一言です。
https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=1368&sub_id=13&flid=146466
https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=1368&sub_id=13&flid=146465
https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=1368&sub_id=13&flid=146467
防災専門家に言わせれば、わが国でもっとも充実した内容との事です。
現在、私がアドバイザーをしている小坂小学校避難所開設運営会議でも、
熊本の現状を報告しこのマニュアルを参考にして、小坂小学校のマニュアルのブラッシュアップに役立てたい。
なお、小坂小学校では、1月27日に避難所開設訓練を行ったばかりである。
この訓練の様々な反省点は、きっと熊本でのアドバイスが解決してるれるだろう。

残念ながら、鎌倉市ではこの熊本市マニュアルのような物を行政では作成していない。

地域で責任を持って、地域で作ることを推奨している。
これは熊本市とは180度の大きな違いである。
鎌倉市方式は、難しいのではないかと懸念された。

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その後に、隣の市長室で、大西熊本市長に面談しました。

鎌倉ガーディアンズからの義捐金をお渡しして、平成29年11月に鎌倉市での防災講演会の御礼を改めて申し上げた。
あの講演会以来、様々な防災の取り組みが始められた。被災地復興の取り組みも行われた。
鎌倉には大きな成果を頂いた。深く感謝を述べました。

①鎌倉市の市庁舎移転のことを心配されて・・・

鎌倉市では市庁舎移転の議論が出ていると聞いていたが、熊本市でも市庁舎移転の議論が出ている。
行政機関は防災の要であるので、災害に強い状況を作ることを第一に考えながら、
熊本市役所も建て替えか、移転での新築か、これから市民を巻き込んで、議論をする。


②私が熊本地震の教訓をお聞きしたところ・・・

やはり市民を救うのは、行政でもなく地域の人々の助けである。いわゆる共助である。

これは、防犯でも防災でも同じことが言えると思う。
地域力の高いところは、被害も少なく、復興も早い。
地域でも助け合いが、本当に災害などの時に重要だと改めて認識した。
地域力は防災力です。この考えは全く変わってない。

③熊本市の防災のマニュアルを頂戴したことの御礼・・・

ぜひ、これを参考にしてください。
苦労して行政で作りました。

④熊本城に関して・・・

熊本城本丸は本年の秋には外観が完成する。そのときには、是非お越し下さい。
但し、石垣など全ての復興には20年近くかかる予定である。

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今回の訪問も、多くのことを教えてくれた。
特に災害対策指揮室を案内して下さったことは本当に嬉しかった。
これを鎌倉に持ち帰って、鎌倉の安心安全に役立てたい。
私は自身の防災講演会などでも訴えたい。

そして、被災地の現状も市民に伝えたい。
決して、被災地を忘れてはならないと思うからである。
復興を後押しすることも続けたい。

以上です。


鎌倉市は避難所運営マニュアルを作っておりません。
私は県内全ての33の市町村を調べました。できる限りネットや電話で聞きました。
(すべてが正確ではないかもしれません。)
最終的にホームページやインターネット上に行政の避難所運営マニュアルを貼り付けているか?
を中心に調べました。

すると・・・県内で作ってないのは南足柄市と座間市と綾瀬市と鎌倉市だけでした。
なんと、鎌倉市は作成作業にも取り掛かっていないことが判りました。
一方で横須賀市は本当に立派な避難所運営マニュアルができております。
http://www.kanaloco.jp/article/272333
藤沢市も逗子市や葉山町も作成済みです。
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kikikanri/bosai/bosai/hinanjo/manual.html

以前より、鎌倉市のマニュアルの考え方は、全て地域がゼロから作れというものです。

しかし、それはとても大きな労力が必要です。
なかなか着手困難です。少なくとも行政が背中を押さないと駄目です。
鎌倉市のように・・・地域にぶん投げる方法は厳しいと思います。

当然ですが、避難所運営マニュアルがさえあればそれでよいというものではありませんが、
それを基に、地域の人々が訓練をして、何度も自分たち仕様で書き換えて、
シュミレーションをしなければ本当に災害が遭った時に使えません。
最終的に地域が使いこなすことが重要です。

今すぐにも、避難所運営マニュアルを、先ずは鎌倉市が見本として作成をして、
それを各地域で再度見直す方法をすべきと思います。

小坂小学校では、既にかなり精度のあるマニュアルが出来つつあります。
防災に熱心な地域を愛する方々が立ち上がりました。
これは本当に立派だと思います。

私は鎌倉市の考え方の改善をすべきだと思います。

鎌倉おやじは、大津代表の意見と行動に賛同いたします。

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